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映画・テレビ

2020年9月27日 (日)

彼女の私生活

 
 「彼女の私生活」全16話完走しました。
 
 盛大にネタバレしている感想です。未見の方はご注意ください。特に、未視聴でネタバレしたくない方は回避してください。
 
 
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 チェウム美術館の学芸員ソン・ドクミは、アイドルグループ ゛ホワイト・オーシャン”のメンバーのチャ・シアンの熱烈ファンで、熱心にファン活動をしている。これを世間一般の言葉で一言で表すなら、オタク。
 ドクミのオタ活を知っているのは、長年のオタ友のイ・ソンジュ(カフェ・オーナー)と、ドクミの両親を父さん・母さんと呼び家族同様に育ったナム・ウンギのみ。
 ドクミは幼いころから、ウンギとあと2人の男の子と遊ぶ夢を見ていた。
 
 ニューヨークでアーティストとして活動していたライアン・ゴールドは、イ・ソル作家のシャボン玉が描かれた絵を見てから絵が描けなくなり引退。チェウム美術館のオム前館長に乞われてチェウム美術館の館長としてソウルに。
 ライアンは養子として渡米しており、施設の前に女性に置き去りにされる前の記憶を失っていた。覚えているのは、シャボン玉が描かれた絵を描いている女性の後ろ姿。
 
 シアンは、イ・ソル作家のシャボン玉の絵を複数所有し、全て集めてある人に見せたいと思っていた。
 
 チェウム美術館の開館5周年記念展で、シアンの所蔵するイ・ソル作家の絵を展示したいライアンとドクミはシアンを自宅に訪ねる。
 シアンの自宅で妄想爆裂させたドクミはシャワーの水を誤って被り濡れネズミとなる。ライアンは自分が着ていたジャケットをドクミに貸すが、それはシアンも持っている彼の国に1枚しかないジャケットだったため、ドクミがシアンの彼女だとファンに誤解される。ファンからの嫌がらせに直面するドクミ。それを回避するためにドクミとライアンは偽装恋人となる。
 
 偽装恋人、偽装恋愛はいつしか本当の恋となり…。
 
 
 私がこの作品を見る前に知っていたのは、ヒロインがアイドルオタクだということだけ。
 
 第1話はオタ活全開。ドクミ素敵!最高!!入り待ちして写真を激写。空港にお出迎えして激写。そして自分のホームページにアップ。絵に描いたようなオタク生活。
 
 それが実物のシアンに会い、ライアンと偽装恋愛するようになるとオタ活がほとんど描かれなくなり、普通の恋愛ドラマに…。
 
 自宅で好きな俳優さんのドラマを見たり、録画した作品をディスクに落としたりして、ひっそりと静かに応援している私と違い、ドクミはアクティブ♪ なので、ドクミのオタ活を見るのが楽しくて仕方がないのに、オタ活描写が少なくなっていくのが寂しくて、中盤からは「もっとオタ活しようよ~」と語りかけてしまいました。
 
 中盤でドクミとライアンは、お互いの気持ちを確かめ合ってラブラブの恋人同士に。あと、ラストまではライアンの出自を解いていくのかなぁと思ったら、そのとおりでした。
 
 そのライアンの出自も、前半のドクミの夢とライアンの回想シーンを結び合わせて考えると、ドクミが一緒に遊んでいるのはウンギともう1人はライアン(同じ子役だと気づきました)と、あともう1人が誰なのか?
 あちらのドラマあるあるで、イ・ソル作家がライアンの実母で、シアンがシャボン玉の連作を全部集めて見せたいのもこのイ・ソル作家だと推測。当然、シアンはイ・ソル作家の子供。ライアンとシアンがイ・ソル作家の実子かどうかは不明ながら、ドクミがライアンに初めて会ったときにシアンに似ていると言って見入るシーンがあったので、異父兄弟か?と、ここまではすぐに想像しました。
 
 でも、これだけでは、あまりにストレートで何の捻りもなさすぎ。3回転半とは言わないけれど、1回転くらいの捻りを入れてほしいなぁと思っていたら…。1回転、捻りが入りました。
 
 シアンの母登場。シアン母がイ・ソル作家でした。シアンに紹介されてライアンとドクミもイ・ソル作家に会いました。
 ライアンが施設の前で女性に置き去りにされる回想シーンが再度登場。「私は、母親じゃない」の声。ここで、イ・ソル作家の声とこの「私は、母親じゃない」と言っている声が違うと感じました。イ・ソル作家の声というよりは、どちらかというとドクミの母の声…。
 ドクミの夢に登場していて誰だか分からない子…ここまでに登場していない子がどうしたのかどうしているのかがキーポイントでした。
 
 ドクミのオタ活の物語なのだから…勝手にそう思い込んでいただけでしょう>自分…、もっともっとドクミにオタ活して欲しかったです。普通に恋愛ドラマになって、終盤は、出自の秘密を解き明かすあるあるのドラマになって、ちょっと違う方向に行ってしまったようで…オタ活の物語と思い込んでいたからでしょう>自分…寂しかったです。
 
 恋愛もオタ活と結論付けていたけれど、私としては世間一般的なところのオタ活シーンをたくさん見たかったです。オタ活のシーンがあると燃えますから~(爆)
 

2020年9月21日 (月)

ドクター探偵

 
 「ドクター探偵」(原題)全16話完走しました。
 
 ネタバレありの感想ですので、未見の方はご注意ください。
 
 
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 UDC(未確認疾患センター)のセンター員たちが、大企業が隠蔽している問題を医学的観点から捜査し、白日の下にさらしていく物語。
 
 研究チーム(?)のチーム長ト・ジョンウンが主人公ながら、同じチームの研究員のホ・ミンギがジョンウン以上に熱くなって事件の捜査に走りまわったり、ミンギの冗談とも本気ともつかぬ雑談からジョンウンが真相にたどり着く閃きを得たりすることも。
 
 ジョンウンの元夫チェ・テヨンは、この物語の敵方の財閥TLグループの会長の長男で社長(後半で副会長に就任)。何考えているのか、この人が言っていることを額面どおりに受け取っていいのか、考えながら視聴しました。
 
 テヨンの父でTLグループの会長は、「自分は法の上にいる」と豪語する典型的な傲慢ワンマン財閥会長。
 
 テヨンの妹チェ・ミンは病理学を専攻する医者で、前半は離婚して娘との面会権のないジョンウンに娘と会わせたりといい人キャラだったが、後半では父である会長とTLグループを守ろうとして本性がむき出しになりました。
 
 実際に起こった労働災害や製品問題をベースにした作品。その分、重くやりきれない展開も多かったです。
 
 TLグループ内の権力争い主導権争いも描かれているけれど、それは必要?それなら労災だったり、製品問題に比重を置いたり、もっと様々な事件を描いたりしても…。
 
 ジョンウンとテヨンは元夫婦の設定ながら、2人が一緒にいるシーンでもどうもしっくりこない。ジョンウンのほうがかなり年上に見えてしまい、検索したら3つ違い(ジョンウンが年上)で逆に3つしか違わないのかと驚いたりして。
 
 製品の問題点の公表回収よりもTLグループを守るチェ・ミンに、元指導教授が「真実を追求する病理学を学んだのに残念だ」と言うシーンは、教授に医者の信念と良心を感じられて救われた気持ちになりました。
 
 汚れ仕事の解決専門のTLオシェムの本部長を演じていた俳優さんは、あちこちで強面の役を演じられている方でした。
 会長の秘書室長さんもあちこちで長いものに巻かれている感じの刑事役を演じられているイメージがある方で、この方が後半になったら活躍するのでは?と思っていたら、本当に会長の側に控えているだけで終わってしまいました。この役をなぜこの俳優さんにしたのか謎(?_?)
 
 ホンギのキャラが印象に強く残った作品でした。
 

2020年9月13日 (日)

ホテルデルーナ

 
 「ホテルデルーナ~月明かりの恋人~」全16話完走しました。
 
 ネタバレありの感想ですので、未見の方はご注意ください。
 
 
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 死者があの世へと旅立つ前に宿泊する支社専用ホテルのホテルデルーナ。
 
 ホテルデルーナの社長は、1300年以上、月霊樹により月の宿に縛り付けられているチョン・マンウォル。
 
 ホテルデルーナで働くのは、500年以上働くキム学士、200年以上働くチェ客室長、70年働くチ・ヒョンジュンが古株3人衆。
 総支配人は人間世界との交渉のために、歴代、生きている人間が勤めていた。第98代総支配人の引退により、新たに第99代総支配人に選ばれたク・チャンソン。彼の登場により、止まっていたマンウォルの時が動き出す。
 
 1300年前のマンウォルと彼女とごく近しい人々とのエピソードが、ところどころに盛り込まれ、1300年前に何があったのか少しずつ明らかになっていく。そして、全てが明らかになったとき、凍てついていたマンウォルの心が溶け、あの世へと旅立つことになる。
 
 
 全く、全然、どういう話なのか予備知識なしで見始めて、マンウォルが月の宿の主になるエピソードが描かれて、おおっ!こういう話?!
 
 デルーナからあの世へ旅立つのは、普通の人はバス、がんばって生きた人はリムジン。
 
 死神が登場したり、麻姑神(この作品では、様々なことを取り仕切っている女神)がいたり。麻姑神はどうも12人姉妹のようですが、実際に登場したのは6人。1番上が慈悲?の神で姉妹の中心になっている神。2番目は薬関係の神のようで、3番目はどうやら愛や人の縁を司っているらしく、4番目は冷徹な裁き?の神かな、5番目は分かり易く福の神で、6番目も分かり易く貧乏神と紹介されていました。
 
 この世からあの世への移動手段がバスやリムジンなのは、「私の期限は49日」であの世へ旅立つのがエレベーターなのを見ている私は、「あ、この作品はバス、リムジンなのか」とあっさり受け入れました。死神に関しても「私の期限は49日」にスケジューラー(いわゆる死神のこと)が登場しているので、こちらもすんなり了承。
 
 三途の川の橋を渡るのに49日かかるという説明も、「ああ、はい、49日ですね」と納得。ただ、この49日は、仏教文化のある国では、あっさり受け入れられるかもしれませんが、仏教文化を知らない国の方々は、「なぜ49日?」となるのではないかなと、勝手に心配したり。そこは、この物語ではキーポイントではないので、気にする方はほとんどいらっしゃらないでしょうが。
 
 マンウォル役の女優さん、以前、「私のおじさん」のヒロインで拝見しました。そのときは、芯が強いながらも暗い少女感が漂っていたのに、この作品では1300年以上、そこに月の宿の主として存在してきた、したたかさ、可憐さ、図太さ、儚さ、などなどを併せ持つマンウォルを演じていらっしゃいました。
 衣装もたくさんスタイリッシュなものから、ドレッシーなものまでお召しになっていました。私的にはマンウォルには、柄物よりも無地の服のほうが、無地のなかでも原色の服が似合うかなぁと思ったりしています。
 
 チャンソン役の俳優さんは、最近見たばかりの「絶対彼氏。」で、ロボット役を演じられていました。「絶対彼氏。」のときは、まだ少年の面影が垣間見える感じでしたが、この「ホテルデルーナ」では、精悍な青年になっていました。「絶対彼氏。」から「ホテルデルーナ」の間は1年ぐらいではないかと思われるので、ちょうどそういう成長期なのですね~。
 
 登場した6人の麻姑神は、全て同じ女優さんが演じてらっしゃるので、全て同じお顔。1人1人、れぞれの麻姑神の役目に合わせて、衣装、メイクはもちろん、雰囲気だったり、話し方だったりを変えて演じてらっしゃいました。
 麻姑神を演じたのは、「帝王の娘スベクヒャン」で、キムンでチェファたちと同じ村に住んでいたヨングのお母さんを演じた方。どうしても、これまでいくつかの作品で拝見していたイメージから、麻姑神の1番目、2番目、4番目、6番目は、これまでのイメージと大きく変わらない路線でした。3番目と5番目は、これまでに見たことのない愛らしい女性を演じていて、こんな可愛い女性も演じることがあるのかと目からうろこ。
 
 デルーナのスタッフ3人組もいい味を出していて好きです。
 
 死神さんも、登場シーン、セリフが少ないながらも存在感があり、いわゆる美味しい役というのでしょうか。私好みのキャラでした。
 
 1話が80分以上でときには90分超のときもありました。心して見る必要があるかも…。
 

2020年8月30日 (日)

検法男女2

 
 「ジャスティス2ー検法男女-」全16話完走しました。
 
 ネタバレありの感想ですので、未見の方はご注意ください。
 
 
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 シーズン1のラストで、クルマの事故で発見された焼死体を鑑定したペク・ボム。DNAの鑑定結果からオ・マンサンと確認しながらも自分の鑑定に納得できずにいる日々を過ごしている。
 
 シーズン1の部長検事は東部地検の次長になり、地方から新たにト首席検事の同期の検事が部長検事として赴任。新部長検事は次長が引っ張ったもの。
 
 新たな事件の数々をペク・ボムの鑑定と、事件に真摯に向き合うウン・ソル検事、ト・ジハン首席検事チームが解決する。
 
 麻薬絡みの事件で、“ドクターK”という人物が登場。このドクターKがシーズン2の重要キャラ。
 
 連続殺人事件と思われる事件が発生するも、ペク・ボムの鑑定により、最初の1件のみが殺人事件であり、残り3件…実は2件…は自然死と生存者と判明。ここで最初の殺人事件の犯人としてオ・マンサンが浮上。追跡するも逮捕の直前で逃亡される。
 
 前半でオ・マンサンの生存が確認され、この後は、オ・マンサンを追い詰めていくのかと思いきや、別件が続き、このままオ・マンサンはシーズン2では再登場しないのかと思い始めた第16話後半に、麻薬売買でいきなりオ・マンサンが登場してあっさり逮捕される。
 
 ト首席検事は、部長検事が放った刺客からドクターKを伴って逃げる途中で2人で崖から転落。ト首席検事は重症を負うものの発見されるが、ドクターKは行方不明のまま死亡が推定された。ト首席検事は退職。
 
 財閥(オ・マンサンの父親)と手を組んだ次長、部長検事がこのまま?
 
 ラストシーンは、ト・ジハン元首席検事が検事時代の片腕のヤン捜査官に「一緒にやらないか」と弁護士事務所の名刺を差し出し、ヤン捜査官はこれを快諾。「もう1人いるんだ」のト・ジハンの言葉に暗がりから現れたのはドクターK。仰天するヤン捜査官。
 
 ここで、シーズン2終了。
 
 「燃える!」とつぶやきながらサクサク視聴。視聴者の私が燃えてもドラマの事件解決には何の関係もないのですが~、久々の検察・鑑識・警察モノには、血沸き肉躍るものがありました。
 
 シーズン2のラストからして、絶対にシーズン3があるはず。あるに違いないのですが、今、2020年8月時点で、あちらでの放送も私の知る限りまだないはずで…どうなっているのでしょうか?
 
 科捜研の毒物の研究員が、シーズン1のステラ先生からシーズン2ではサリー先生に変わっていたのが残念。ステラ先生同様にサリー先生も興奮すると英語になるのですが、お顔がこてこてのアジア人なので、イマイチ私的にしっくりこなくて…。
 

2020年8月 2日 (日)

ダーリンは危機一髪!

 
 「ダーリンは危機一髪!」全18話完走しました。
 
 ネタバレありの感想ですので、未見の方はご注意ください。
 
 
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 詐欺師のヤン・ジョングクと刑事のキム・ミヨンが出会って恋をして結婚して…。ただし、恋愛時代はお互いの職業を隠し、新婚旅行へ行く途中でミヨンは自分が刑事だと告白。ジョングクが刑事だとミヨンに明かすのは、物語も終盤に入ってから。
 
 ジョングクの詐欺にあい、倒れた貸金業者の父に代わり貸金会社の会長になったパク・フジャ。貸付金利子法を廃止するために、ミヨンの安全をネタにジョングクを脅してジョングクを国会議員選挙に出馬させる。
 
 
 眉間にしわを寄せて、登場人物の一挙手一投足、一つのセリフに裏があるのでは?と考えるドラマの後、な~~~~~~~~んにも考えずにお気楽に見られるドラマが見たい!と選んだ作品がこれ。お気楽に視聴。
 
 貸付金利子法を廃止するために、ジョングクを国会議員にしようとするフジャの発想はかなりぶっ飛んでいる。一人を当選させても…ね。
 
 ミヨンの母親がわりの警察署署長さんが、「シグナル」の犯罪被害者役を演じたのを見たのが初めましての方で、そのときから妙に記憶に残る方でした。ここでは警察署署長。警察幹部であり、ミヨンが十代のころに出会い、実子ではないミヨンに母と慕われる、自身もミヨンを娘として接している人で、それが、すっごく似合っていて素敵で、カッコイイ女性の役でした。私のツボの役でした。
 
 ミヨン役の方は「愛の迷宮~トンネル~」の主人公の娘役が初めましてで、そのときの印象からか幸薄い感じがしていたのですが、今回、刑事ということで、アクションシーンバリバリ。それがまたサマになっているのが新鮮な驚きでした。
 
 ジョングクの妹のミジンも詐欺師で、15ヵ国語を操り、ハッキングもOKな仕事のできる役。そんなに仕事ができるなら、詐欺師ではなくスパイになれば如何なく力が発揮できるのでは?と、つい考えてしまったり(^_^;)
 
 原題が「国民の皆さん」、邦題が「ダーリンは危機一髪!」。一文字(“ん”)しか同じじゃない~!
 原題のままでよかったのでは?
 

2020年7月19日 (日)

ウォッチャー

 
 「ウォッチャー 不正捜査官たちの真実」全16話完走しました。
 
 ネタバレありの感想ですので、未見の方はご注意ください。
 
 
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 交通課勤務のキム・ヨングンは、ある事件がきっかけでセヤン地方警察庁の不正捜査チームの一員となる。ヨングンは幼いころに母親を刑事だった父キム・ジェミンに殺された過去を持っている。ヨングンの父ジェミンは服役中。
 
 不正捜査チームのチーム長ト・チグァンは、ヨングンの父ジェミンの後輩で、ジェミンを逮捕した人物。
 不正捜査チームに嘱託?のような立場で係わる弁護士ハン・テジュは、ジェミン逮捕時の担当検事で、あるときからジェミンの犯行に疑問を感じており、そのことがきっかけとなり暴漢に襲われ右手(?)の親指を切断(接合済み)された過去がある。
 元鑑識で、ドジを踏んだことから不正捜査チームに飛ばされたチョ・スヨンが、不正捜査チームで鑑識、調査関係の担当。
 
 そこに、チグァンの先輩でチグァンを擁護する体をとっているセヤン地方警察庁の次長のパク・ジヌ。
 チグァンの後輩でありながら、敵対関係にあるセヤン地方警察庁広域捜査隊班長のチャン・ヘリョン。
 セヤン地方警察庁庁長のヨム・ドンスク。
 テジュのボディガードのホン・ジェシク。
 
 これらの人々がメインとなって物語が展開する。
 
 自分を襲い指を切った犯人を追うハン・テジュ。その実行犯、黒幕ともに警察官だとして追うト・チグァン。母を殺したのが父であることに疑問を持ち出し、真実を探るヨングン。
 
 彼らの追う真犯人と黒幕は…。
 
 最初に次長のパク・ジヌと広域捜査隊班長のチャン・ヘリョンが登場したとき、ジヌのように味方っぽく見せている人物ほど実は…なパターンが多いので疑問の眼差しを向けていました。チグァンと敵対して何かとチグァンに突っかかるヘリョンは、本当に敵か当て馬か半々でどちらだろうという感じ。
 
 全体として、誰の言葉も真実を語っているように聞こえつつ、語っていることが全て真実かどうかが疑問に思えてしまいました。真実を語りつつ、その中にウソが紛れ込んでいるような感じというのでしょうか。どれが真実でどれがウソなのか、それを考えながら見ていました。
 
 ウソがないのは、母を父が殺したとされることに疑問を持つヨングンと、不正捜査チームに鑑識から飛ばされて入ったスヨンくらいだろうなぁと思っていたら…やられました!スヨンは実はある人の命令で不正捜査チーム=チグァンを監視して、ある人に報告していたのでした。まだまだ甘いな>自分。スヨンが報告していたある人物とは庁長。正直、単に庁長としてこの人がいます的なキャラで、このように物語の展開に係わってくる人物だとは思っていなかったので驚きました。
 
 警察内部に凶悪犯に私刑を下す秘密組織があり、それを不正捜査チームが追いかける。
 
 想像の斜め上方向で物語が展開。
 
 あれやこれやといろいろ予想を裏切られる展開が続いて、1周回って、ラストでは最初の第一印象どおりの敵役になりました。
 
 庁長の政界進出をチグァンが後押しってどうやって?疑問。
 
 テジュのボディガードで“テジュ命”のジェシクが味のあるいいキャラでした。最初はテジュ以外には興味がなかったのに、だんだんとヨングンやスヨンに心を開いていく感じとか結構好きでした。テジュが「ジェシカ!」と言うとそれだけで、何を命令されたのか察して動くのがいいコンビで💛
 
 ヨングンの母の殺人事件の真相が判明。
 
 チグァンは危うい感じ。この先も不正捜査をしていくと、チグァン自身が自分が一旦はつぶした秘密組織を復活させそう。ヨングンは、チーム員としてチグァンの身近にいながら、チグァンを監視していく道を選ぶ。
 
 この作品のテーマ、「監視者は誰が監視するのか」
 
 邦題にせずに原題の「WATCHER」のままでよかったのでは?
 

2020年7月 5日 (日)

ブラックドッグ

 
 「ブラックドッグ」全16話を完走しました。
 
 ネタバレありの感想ですので、未見の方はご注意ください。
 
 
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 コ・ハヌルは、高校生のときの修学旅行でバス事故に遭い、教師に救出された。しかし、その教師は命を落とす。なぜ生徒のために命を投げうてたのか、その答えを探すべく、ハヌルは教師を目指す。
 
 教師を目指して、採用試験を受験するも不合格続きのハヌル。諦めかけたときに私立高校の臨時採用(期間限定)の教師として採用される。
 その私立高校の教務部長ムン・スホがハヌルの叔父だったため、コネ採用の疑いをかけられて孤立するハヌル。
 
 意思の力で周囲の圧力をはね飛ばし、配属された進学部(進学を担当する部署)の先輩教師たちや、担当する3年生の国語のパートナーとなった教師と打ち解けていく。
 
 
 高校が舞台の教師が主人公の物語。
 
 面白いのだけれど、なぜか前半は視聴スペースが超ゆっくり。
 学校が舞台なので、私は教師として学校に行ったことはないけれど、学生としては10何年も学校に通ったので、様々なエピソードが、ああそうだよね、そういうこともあるよね、それはちょっと…と、いろいろ考えたり思ったり、胸にずっしりと来るものがあって、何か先に進むのが躊躇われるというか何というか…。
 
 そんなこんなで、ゆっくりとした視聴ペースになりました。1話見終わると、気持ち的に今日はもういいよね~な感じになってしまい…。
 
 新任の学校、しかも学校に勤務するのも初めてのハヌル。普通、新人には事務処理等の説明に日数や時間を割くのでは?と突っ込んで、それをやっていたらドラマにならないのか~と自分で回答してみたり。
 しか~し!新任の臨時採用の教師にいきなりクラス担任をやらせますか?それも3年生の担任!信じられません!!
 
 最初は戸惑っていたハヌルもじょじょに学校や教師の人間関係に溶け込み、後半からは前半よりも少しだけ視聴スピードがアップしました。
 
 ハヌルが教師として成長して、ラストには人事採用の教師から正規教師になるのだろうなぁ~と勝手に思っていたら…最終話のラストで正規教師になっているのは予想どおりかもしれません。でも、何か、大分、様々なところでいろいろと予想外の展開の積み重ねで。というか、予想どおりだったのは、それ以外にあったかな?くらいに、予想が裏切られる展開が多かった作品です。予想がはずれる度に、そうだよな~、普通はそんなドラマみたいなことはドラマ以外では滅多にないよな~とドラマを見ながら思ったりしました。
 
 普通に普通の人々の物語。
 
 
 進学部長役の女優さんがここでもいい味を出していました。彼女独特の包容力がありつつ凄みもあるお姐さん(笑)。
 
 ハヌルの「えっ?!」と驚く声と表情が、「スベクヒャン」のソルナンとつい重なってしまいました。
 
 ハヌルの父親役を演じたのが「薯童謠」のワングさん。ハヌルの母親役を演じたのが「彼女はといえば」のウンハンの母親役の女優さん。そして、ハヌルを演じているのが「スベクヒャン」のソルナンで、ワングさんとウンハン母が両親でソラナが娘~うきゃ~!このスリーショットが親子。スゴイかも…。
 

2020年6月 7日 (日)

まぶしくて ―私たちの輝く時間―

 
 「まぶしくて ―私たちの輝く時間―」全12話完走しました。
 
 ネタバレありの感想ですので、未見の方はご注意ください。
 
 いつもだと、↑ の文言までですが、今回は、特にネタバレしてたって全然OK!どんな内容なのか、感想を持ったのか知りたい!という強い意志をお持ちではない限り、視聴前に、こちらの感想は読まないことをお勧めします。内容を知らないで読んだほうが、より純粋に物語を楽しめると思われます。
 私の備忘録を兼ねての視聴終了の記録ですので、内容的にはいつもと同じくネタバレありの感想になります。
 
 
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 子供のころに時間を巻き戻す時計を拾ったキム・ヘジャは、時間を巻き戻すと自分の成長は進むことに気づきこの時計を封印する。
 
 時が流れ、25歳になったヘジャは、記者になった大学の先輩の後輩の記者志望のイ・ジュナに出会い、恋をする。
 時を同じくしてヘジャの父のキム・テサンが交通事故で亡くなる。ヘジャは時計を使って時間を巻き戻して父を救おうと何回も何回も父を救えるまで時間を巻き戻し続ける。
 
 目覚めたヘジャは、父が元気で自宅にいることを喜ぶが、ヘジャ自身は年老いていた。ヘジャがヘジャだと分からない両親と兄キム・ヨンスにヘジャが知っている両親や兄の話をして、ヘジャがヘジャだと信じてもらう。
 ヘジャの親友2人も、かなりあっさり年老いたヘジャ(以降、ヘジャ)、を自分たちの親友のヘジャ(以降、ヘジャ(25))だと受け入れる。
 
 ヘジャは老人を集めて効かない薬などを売っている施設に行き、そこで働くジュナに会い、驚愕。なんとか、そこを辞めて記者になるように言葉を尽くす。
 ジュナが施設を辞めるのと同じときに、ヘジャが施設で親しくしていたシャネルおばあさん(通称)が亡くなり、ジュナに殺人容疑がかかる。ジュナの容疑は晴れるが、施設のオーナーはジュナがこのシャネルおばあさんの保険金を受け取ったと思い込み、施設地下に監禁する。ヘジャは、ジュナを救出しようと施設のご老人仲間たちと救出計画を立て実行。救出後、海に行き、そこで海を見つめているとジュナを救出したときに、施設の地下に監禁されていて一緒に助け出した男性から時計を渡されて倒れる。ヘジャと海に行ったはずの人々の姿が消え、そこにはヘジャただ一人。そして…。
 
 
 ↑ までで、全12話のうちの第10話のラストまで。
 
 そのラストシーンから物語は始まる。
 
 第1話で感じた違和感というか、引っ掛かりを覚えました。
 ヘジャの母が経営する美容院の常連のおばさん?おばあさん?3人組が、「〇〇戦争で息子を亡くした」(〇〇戦争…何戦争って言ったか忘れたけれども、多分…)を聞いて、「は?この人いくつの設定?」と思いました。それくらい〇〇戦争とは何十年も前の戦争だと、とっさに頭の中で想像。
 そして、大学の部活?の後輩たちの合宿に顔を出したときに、記者になった先輩が「アンゴラの内戦の取材に行く」というセリフ。アンゴラの内戦…これもかなり前の内戦な記憶で…第1話を見終えたあと、調べました。検索結果の見出しだけざっと読むと、アンゴラの内戦は1975年から2002年にかけて断続的に続いていたようです。
 
 そうすると、ヘジャ(25)が時計を巻き戻しを何回もし過ぎて年老いたのではなく、普通に年を重ねていってヘジャの年齢になったのではないかと思いました。1975年当時25歳だとするとそれから40数年後の現在がヘジャの大体70歳くらい?な見かけの年齢とあいますから。だとすると、ヘジャは昔のことは覚えていても、今現在に近いほど記憶がなくなるアルツハイマー?
 そう思って第2話以降を見ているとヘジャ(25)のときの話には携帯電話が登場しないので、やはりそうなのかなと…確信を持つようになり。
 
 ヘジャの両親、兄、親友たち、ジュナは、どういう設定でヘジャ(25)とヘジャに係わるのか、そちらに関心が行きました。
 
 第10話のラスト、ヘジャに駆け寄ってきたヘジャの両親は、ヘジャに向かって口々に「お母さん」、「お義母さん」と叫んでいました。ヘジャはアルツハイマーで、第10話までヘジャの両親として描かれていたのは、実はヘジャの息子夫婦。ヘジャ(25)の兄ヨンスは、ヘジャの孫(息子テサンの子供)。ヘジャ(25)の親友たちは、第11話以降は、ヘジャと同年配のお年寄りとして登場しました。
 
 第11話と第12話は、実際のヘジャとジュナの歩んできた人生が回想シーンで描かれるとともに、現在のヘジャ一家の生活が描かれました。
 
 “ラスト2話は号泣”との前評判を目にしていたので、心して見ていました。が、“号泣”の前評判に期待値が上がり過ぎていてハードルが高くなっていたためか、確かにジーンとして目頭は熱くなりましたけれども、号泣には至りませんでした。
 
 胸に響くヒューマンストーリーでした。ラスト2話のために、それまでの10話があったと言っても過言ではありません。
 
 
 ヘジャの息子役を演じたアン・ネサンさん。
 この「まぶしくて ―私たちの輝く時間―」の前に視聴した「胸部外科」では胸部外科科長役で、その前に視聴した「私の国」では高麗の高官役でご出演していました。何気に視聴した3作連続でアン・ネサンさんご出演の一人アン・ネサンさん祭り開催?2つ続くのは偶然、3つ続くのは必然というのだそうですが、全く知らずに視聴して3作連続でアン・ネサンさんの出演作。偶然です!!
 

2020年5月31日 (日)

胸部外科

 
 「胸部外科」全16話完走しました。
 
 ネタバレありの感想ですので、未見の方はご注意ください。
 
 
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 15年?前、胸部外科医チェ・ソッカンは娘ユビンを心筋炎で亡くす。この娘の死には、自分の娘ユン・スヨンの命を助けたいテサン大学病院のユン・ヒョンモクが係わっていた。
 
 時は過ぎ、テサン大学病院でソッカンは教授に、ヒョンモクは理事長になっていた。ヒョンモクの娘スヨンも胸部外科となりアメリカから帰国し、テサン大学病院の准教授になる。
 
 心臓病の継母の手術が縁で、胸部外科医のパク・テスとチェ教授は師弟となる。
 
 ヒョンモク理事長の異母弟のユン・ヒョニルはテサン大学病院の院長だが、兄の理事長の座を虎視眈々と狙っていた。
 弟の不正を追及した帰途に理事長は交通事故死。同乗していたスヨンも心臓移植が必要なケガを負う。テスの母が心臓移植待ちをしていて、ちょうど移植手術を受けられるときにスヨンの事故が起こり、テスの母は、自らの順番をスヨンに譲り、数日後、心臓病が悪化して他界。
 
 
 第1話の冒頭は、大統領候補への心臓移植手術のための心臓をパク・テスが持ち出すところから始まる。
 そして、過去に戻って話が始まり、第1話の冒頭シーンへと物語が展開していく。
 
 
 みんなで力を合わせて難病の手術を成功させて患者を救おう!的な医療モノではなく、もちろん、医療モノなので患者を救おうと努力奮闘がありつつも、病院内の力関係、出世、権力などもありの作品。ラブは控えめで、脇でラブが生まれ、育つ感じ。
 
 チェ教授が誤解を受けそうなタイプながら、いい男な役どころ。以前、見た「被告人」で敵役を演じていた俳優さんが、この「胸部外科」では、チェ教授役でした。
 
 スヨンを演じていたのは、「私の期限は49日」のインジョン役の女優さん。このスヨンのような実力があって気も強くてな女性が実によくお似合い。インジョンのときより、すこしふっくらしたかな?
 
 胸部外科のク科長が院長の座を狙ってユン理事長の腰巾着的な役回りだけど、テスをクビにしろ!と怒る理事長が去ったあと、「契約満了で退職にするから」(契約満了まで残り1か月)など、要所要所で自分の権限の中で、部下にも気づかいを見せる人で、嫌いにはなれないというか、可愛い感じもする人でした。最後、漁夫の利?でしたし、ね。
 
 もう1人の理事長の太鼓持ちのイ企画調整室長も最後には医師の良心というか、父としての息子への想いというかで行動しましたし、すっきりとしたラストになりました。
 
 私的には、麻酔科の教授、胸部外科の肺専門の教授、ICUの男女看護師コンビがお気に入りのキャラです♪
 

2020年5月24日 (日)

私の国

 
 「私の国」全16話完走しました。
 
 ネタバレありの感想ですので、未見の方はご注意ください。
 
 
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 高麗末期から朝鮮初頭、自分自身の信じる”私の国”を目指して生きる人々の物語。
 
 高麗の高官ナム・ジョンの庶子ナム・ソノと、兵糧着服の濡れ衣を着せられ自害に追い込まれたソ・ゴムの息子ソ・フィは幼なじみ。お互いに切磋琢磨して成長している。そんなソノにフィの妹のヨンは、淡い想いを寄せている。
 
 高麗の武官募集の試験に応募したフィとソノは首席試験(決勝戦)で激突。ソノの父ジョンが裏で手を回していてソノの勝利となり、フィは遼東征伐の先発隊に送られる。遼東の闘いでは、先発隊が捨て石となり奮戦していたが、イ・ソンゲ将軍は都に軍を取って返し、高麗の反対勢力を掃討。ナム父はソノを先発隊の皆殺しを命じた暗殺隊に加え、イ・ソンゲへの忠誠を見せる。先発隊のフィと仲間3人は命からがら生き延びる。重傷を負ったソノを見捨てられず助けるフィ。
 
 高麗を倒したイ・ソンゲ将軍は朝鮮を建国し、初代王となる。
 
 時期王位を狙うイ・ソンゲの五男イ・バンウォン。
 
 生き延びたフィ、ソノは、ソノの父のジョンへの復讐を誓う。
 
 フィとバンウォンは出逢い、協力関係に。
 
 そして…。
 
 
 何も予備知識なしに視聴開始。視聴する前は、フュージョン史劇っぽいのかな?と勝手に漠然と思っていたら、フュージョンではありませんでした。
 
 イ・ソンゲ、ナム・ジョン、イ・バンウォンが登場すると、途端にシーンの空気が変わって重くなり、”THE史劇”に感じます。
 
 イ・ソンゲ、ナム・ジョン、イ・バンウォンとフィやソノとの、丁々発止の腹の探り合いの会話は、見ていてゾクゾクします。
 このセリフにはどんな裏の意味があるのかないのか、それに対してどんな答えを待っているのか、どんな答えをするのか、その答えにはどんな裏の意味があるのかないのか。手に汗握ります。私の大好物です。ワクワクがとまりません。
 
 ナム・ジョンを倒す第一次王子の乱までを描くのかと思っていたら、その後の第二次王子の乱まで。そこで終わりかと思ったら、さらにその後まで…。
 
 フィの父ソ・ゴムに無実の罪を着せたのは、単純にナム・ジョンだと思っていたら…。単純な私はすっかり騙されました。
 
 全16話の史劇で描くので、時代背景を説明するようなシーンは端折れるところは端折って…です。あちらの方なら高麗滅亡から朝鮮建国までの歴史的流れはご存知ということでしょう。とりあえず私は、同じ高麗滅亡から朝鮮建国のころを舞台にした「大風水」を見たことがあるので、何とな~く流れは記憶の片隅にあったので、何とか乗りきれた感じです。
 
 フィとソノがどうなるのか。どんなラストが待っているのか。バンウォンが生き延びるのは、歴史的事実から確実ですのでそこは全く心配せズ、興味はフィとソノがどうなっていくのかでしたが…。ラストはああきますか。バンウォンの性格や時代の読み方、政治信念からすると、ああなるのかなぁ。ふむぅ。
 
 
 それぞれの”私の国”。切ない。
 

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