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2008年2月10日 (日)

女の道

 NHK大河ドラマ「篤姫 第6回 女の道」

 菊本は於一を寝かしつけようとして、於一の枕元の灯かりを消した闇の中で、己の自害を決心したのではないでしょうか。原作を読んでいるので、菊本が自害すること、その理由も今回の前から知っていたのですけれど、いつどのように決意したのかまでは、原作では読み取れませんでした。でも、今日、このテレビを見ていて、ああ、このときに決めたのだろうと、ごく自然にそう思えました。それが真実か否かは判りません。ただ私にはそう思え、納得できたシーンでした。
 菊本役の佐々木すみ江さんの演技が素晴らしく、見惚れてしまうほどでした。

 忠剛父上もいい方です。尚五郎さんのことを思い出して、尚五郎さんのお宅に翌日に出向いて、きちんと頭を下げて謝られたのは、なかなかできそうで、できないことのような気がします。
 尚五郎さんの放心もプリティ。それはショックでしょう。父上に於一との結婚を申し入れてOKを貰ったのに急転直下、お殿様の養女になるからNG。天国から地獄とはこのことでしょう。それでも於一の気持ちを思いやって於一には知らせてくれるなと父上に頼む尚五郎さん。
 どうなのでしょう。知らせないほうが於一のためか、知らせたほうが於一にといっていいことなのか。難しい。
 ジョン万次郎さんは「伝えろ」と言いました。尚五郎さんの胸の痛みと心の自由。う~ん。難しい。
 尚五郎さんは結局言えないだけではなく於一に「殿様に会って尋ねればいい」とアドバイスまでしてしまいます。真直ぐに於一を見ている方です。
 西郷さんの祝言の晩に酔って、こらえ切れずに嗚咽をもらす尚五郎さん。彼は泣いて泣いて、胸に於一のことを秘めたまま、新たな人生を踏み出すのでしょうか。切ないなぁ。

 お殿様に会いに行く於一に菊本は「女の道は一本道。引き返すのは卑怯でございます。」と言って送り出します。今生の別れ。菊本から於一への餞の言葉。於一のこれからの人生を暗示する言葉。未来に向って真直ぐに伸びて行く於一の道。でも、それは逆に菊本の人生でもあるように思えます。だからこそ彼女はこのときに死を選んだ。死を選んだ彼女自身の女の道。

 ジョン万次郎さんとともに尚五郎さんの将来の花嫁になるお近さんに、尚五郎さんの於一さんへの思いを聞かせたのは、お近さんは尚五郎さんの気持ちを知った上で一緒に生きていく伏線なのかなぁ。それもまた切ない。

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