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書籍・雑誌

2017年6月19日 (月)

紅霞後宮物語 第六幕

 

 雪村花菜さん著「紅霞後宮物語 第六幕」を読みました。

 「紅霞後宮物語」の続編です(タイトル見れば分かります?(笑))。

 ネタバレありの感想ですので、未読の方はご注意ください。

 

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 戦争が今にも起こりそうな隣国の寛へ交渉の使節を派遣。随行の武官は班将軍。

 交渉は決裂。寛軍が宸の国境を越える。国境地帯で寛軍を防戦。押し戻しに成功しつつある班将軍は、もう1つの隣国の康の奇襲を受けて戦死。

 寛と康の連合軍を征討するために派遣される軍の指揮官として小玉が出陣する。

 
 

 以上、超簡単なあらすじでした(^_^;)

 
 
 

 本筋の他に進行していたのが、

  • 梅花の体調不良の進行
  • 文林の長男の鳳が、抱きしめてくれる存在だった孫修儀を失った恨みを小玉に向ける
  • 小玉の甥の丙が初登場

 

 でしょうか。

 

 梅花さんは、これから徐々に弱っていっちゃうのかなぁ。寂しいけど。

 鳳の想いについては恨む気持ちも向ける方向も分かるけど、やっぱりまだまだ子供で孫修儀が小玉に何をしたのかまでは理解していないから、鳳の小玉への恨みは客観的に見ると“逆恨み”なのが自身では分かっていないのが残念。そしてその言動ゆえに、皇太子への道を自ら閉ざしてしまったのは、分かっているところが哀しい。

 小玉と丙のやりとりは面白いなぁ。「恩を返しに来い」と言われて速攻、上京するくらいに恩を受けていると思っているのですね。

 私的には、この先、丙と紅燕(王太妃の娘)が、何がどうなって結婚することになるのかが興味津々です。紅燕は、やはり小玉に良く似ている丙の顔に一目惚れしたのかな?(笑)
 そして丙はどこでピカピカの皇族である紅燕との結婚に踏み切ることにしたのかな。

 小玉と文林の心の溝。それは、これまでの相手への想いとまか違う想いに気づいてしまったゆえ。それがこの先どうなっていくのか。

 小玉の出陣については心配していないのです~。なぜって小玉はヒロイン!ですし~、将来的に文林や王太妃よりも長生きしたと前のお話で出てきていますから、ここで戦死はないなっと。ケガとかはありかもしれませんが…。

 

 この先の展開が気になる第六幕でした。

 

2017年6月 8日 (木)

「越後・八海山殺人事件」 読了

 

 梓林太郎さん著「越後・八海山殺人事件」を読みました。

 安曇野で発生した殺人事件を追う刑事。
 その発端は、戦前まで遡る。

 

 うむ~。確かに、いじめを受けた記憶は耐え難く、忘れがたいものでしょう。いじめた側は遊びのつもりで、いじめたことさえ忘れてしまっていても、いじめられた側は決して忘れない、許さない。それは分かります。

 ただ、それを70年以上にも渡って恨み、憎み続け数十年に渡っていじめた側を殺していく動機と言われても、どこかいびつで、どこか歪んでいて、肯定はできません。

 今、発生した事件から40年前の未解決事件に辿り着くくらいなら、そもそも40年前に3件の殺人事件が立て続けに発生したときに、その関連が明らかになって犯人は逮捕されるのでは?と、つい思ってしまいました。

 
 
 

2017年4月 9日 (日)

しゃばけ漫画 仁吉の巻

 

 畠中恵さん原作、高橋留美子さんほか画の「しゃばけ漫画 仁吉の巻」を読みました。

 この仁吉編では、「仁吉の思い人」と「はるがいくよ」が切なかったです。

 「仁吉の思い人」は、仁吉の1000年に渡る想い、隣にいる人に己の想いを告げたら、これまでのように隣にいられないから、それは想いを告げるよりもツライから、ずっと黙って守ることが己の想い。皮衣様も仁吉の1000年一緒にいて仁吉の想いは言われなくても分かっているけれど応えられないから、何も言わず、何事もないように、ただ鈴君を想って時を渡って行く。

 「はるがいくよ」は、今、行ってしまう小紅ちゃんへの想い、今、残される若だんな自身の想い。いずれみんな(妖)たちを残して逝ってしまうだろう若だんなと、残されるだろう仁吉、佐助や妖たちの想い、そんなものがオーバーラップして、でも、それぞれ、いつかそんな時を迎えることが分かっていても、それを己で選んでいくのが切ない。

 「きみめぐり」の神農さまが、「また10年後」と若だんなに言って去って行く。神さまと約束した10年後。それは、10年後に若だんなと神農さまが現世で会える約束。10年後も若だんなが生きている約束。かなうといいね。神さまが、「10年後」と言ったのだから、きっと10年後はあるんだよね。

 あっという間に読み終わった1冊でした。

 

2017年4月 8日 (土)

しゃばけ漫画 佐助の巻

 

 畠中恵さん原作、萩尾望都さんほか画の「しゃばけ漫画 佐助の巻」を読みました。

 畠中恵さん著の小説の「しゃばけシリーズ」が好きな漫画家さんたちが、原作をもとにしたり、オリジナルストーリーだったりで、しゃばけワールドをマンガ化したものの佐助編。

 それぞれの漫画家さんたちの絵の個性がありつつの、でも、若だんな、佐助、仁吉の3人とも、どれが誰と注釈を付けられなくても、キャラの個性が絵で現れているので、その絵で分かります(^^)v

 仁吉と佐助のケンカがマンガ読めるとは思っていなくて、「2人がケンカすると、そっかぁ、かんな感じかぁ」とちょっとニマニマしながら読んだり…。

 作品ごとに吹き出しの字の大きさが違っていて、特に小さいのはちょっと読みづらかったですm(__)m

 あっという間に読めた1冊です。


 
 

2017年2月15日 (水)

紅霞後宮物語 第五幕

 

 雪村花菜さん著「紅霞後宮物語 第五幕」を読みました。

 「紅霞後宮物語」の続編です(タイトル見れば分かります?(笑))。

 ネタバレありの感想ですので、未読の方はご注意ください。

 
 
 
 

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 第四幕での事件の後始末に忙殺される文林。

 そこに司馬淑妃の父の司馬尚書が小玉の不貞の可能性をちらつかせて文林に小玉の廃位をせまる。

 後宮で大人しくする日々の小玉。

 ある日、文林を訪ねた小玉は宦官にお酒を所望。宦官に媚薬入りのお酒を出されて、文林と一夜を共にする。

 それからしばらくして、微熱が続いた小玉への医師の診断は懐妊の可能性あり。

 見舞いに訪れた孫修儀に一服盛られて、昏倒。

 そもそも懐妊していたのかしていなかったのか、一服盛られたために流産したのかも不明。

 孫修儀父子は、第四幕で小玉に罪を暴かれた金母の“子”と“孫”だった。

 小玉は文林との間に決定的な溝が生じたことを静かに悟る。

 

 う~ん。文林はいろいろな意味で対小玉に関しては、やることなすこと裏目に出る男です。そして自分の何が小玉との間に溝を作ってしまったのか理解できない、ある意味哀しい男。

 小玉も、ん~、何と言っていいのか…もう少し生きやすく生きたら、生きやすいのに…意味不明…。

 

2016年12月 2日 (金)

「山女日記」 読了

 

 湊かなえさん著「山女日記」を読みました。

 

 今秋、BSプレミアムでドラマ化され、それを視聴して原作の小説を読みました。

 ドラマと原作の小説。

 山が違ってたり、登場人物の職業や人間関係の設定が違うところがあったり。

 難しいです。感想を書くのが難しいです。悩みも難しいです。その悩みの答えはもっと難しくて。答えはないのかもしれないですし、あっても何が正しいのか分からないですし、それは登場人物それぞれが導き出すしかないもので、難しいです。

 読みながら、いろいろなことを考えて、こんなとりとめもないことを書いています。

 

2016年11月29日 (火)

「まことの華姫」 読了

 

 畠中恵さん著「まことの華姫」を読みました。

 

 姫様人形の華姫を使って話芸を披露する月草=今でいう腹話術師と、両国の月草が芸をする小屋の小屋主にして両国の顔役の山越親分の娘のお夏が、「まことを語る」と言われる華姫に持ちかけられた、華姫に降りかかった、あれやこれやを謎解きするお話。

 ボケとつっこみのいいコンビ?13歳のお夏が真剣に華姫と話混んだりがいい感じ。

 男の月草がしゃべると何だかな~なシーンでも、華姫がしゃべると相手にも聞いてもらえるし、その状況にもマッチすろしで、こういうときに女の子しゃべりの方が、角が立たないのだろうなと思いつつ読んだりしていました。

 西国生まれの西国育ちの月草。最終話で、西国を離れざるをえなくなった一件にも片がつき、このまま両国に留まるのかなというところでラストとなりました。

 

2016年11月10日 (木)

「安芸広島 水の都の殺人」 読了

 

 梓林太郎さん著「安芸広島 水の都の殺人 旅行作家・茶屋次郎の事件簿」を読みました。

 冤罪により服役した女性が旅行作家の茶屋次郎を訪ね、自らの冤罪を語ったことから物語はスタート。

 物語は、女性が冤罪に至った経緯からなぞられはじめ、女性の無実を確信した茶屋が、それまで調査したことから、これまでとは別の視点から事件を見つめなおしたとき、一気に物語は収束に向かって動き出す。
 そんな感じな展開でしょうか。

 それまで、ミスリードされていたのが、突然、別の位置から事件を俯瞰して、「ものすごい推理ですね!」で事件解決。

 ラストの展開が、「え?!そうなのですか」な連続でした。

2016年10月30日 (日)

「おおあたり」 読了

 

 畠中恵さん著「おおあたり」を読みました。

 しゃばけシリーズの第何弾か。。。

 今日も若だんなは元気に(?)具合を悪くして寝付いています。

 “おおあたり”。吉凶双方にある大当たり。

 それを引くのは誰か、吉か凶か、どちらで引くのか。

 若だんなと佐助・仁吉の出逢いの物語を含めた作品たち。

 少なくとも、佐助、仁吉、若だんなは、吉のおおあたりを引き当てたのでしょう。

 若だんなの異母兄の松之助さんのおかみさんのお咲さんに子供ができた話がでてきましたから、以前、読んだ屏風のぞきのエピソードよりも前のエピソードのようです。

2016年10月19日 (水)

伝説の始まり

 

 雪村花菜さん著「紅霞後宮物語 第零幕 一、伝説のはじまり」を読みました。

 「紅霞後宮物語」の続編というか、前段のお話しです。

 ネタバレ満載な感想ですので、未読の方はご注意ください。

 

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 伝説のはじまりは、許婚からの突然の破談の申し入れ。
 曰く、「オレのこと好きじゃないだろ」

 ここから、全ての物語は始まりました。

 許婚くんは、結局、逆玉を選んでの破談要求だったけれど、この彼の言いぐさ(失礼?)は、ある意味、的を射ていて…。幼馴染で、皆がみんな結婚するのが当たり前の時代だったから、近くにいてよく知っていて嫌いじゃないから許婚…極論するとそんな感じだったのかなぁ、と。

 結婚しない…結婚適齢期を過ぎた娘が1人、家族から独立して生計を営むために、兄に来た兵役話を妹である小玉が務めることに。

 断片的に今までの物語でも小出しにちらちらと出てきたことで物語が綴られ、それが一つの流れとなって溢れています。

 

 小玉の軍人としての人生の幕が開きました。

 最初の上司(女性)いい人で、才能を認められて大事に育てられ…本人に軍人としての才能があることは全く自覚なし…更にその才能を認めたもっと偉い上司…宦官の沈中郎将…のもとに引き取られて、いろいろ教え込まれていく…。そしてここで、小玉の初恋。沈中郎将さんへの想いと沈中郎将さんの想い。う~ん、文林が焼くわなぁ(笑)

 まだまだ十代半ば。花も盛りのお年頃な小玉の波乱万丈な人生がはじまりました。

 
 第零幕 一、ということは、このあと第零幕 二、第零幕 三、…と続いて文林との出会いや、あれやこれやも描かれるということですよね?

 

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