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2009年9月26日 (土)

落照の獄(yomyom12号)

 yomyom vol.12(12号/9月26日発売の2009年10月号)に掲載されている小野不由美さんの久々(?)の新作「落照の獄」は十二国記シリーズの新作でもあります。

 前回、「丕緒の鳥」がyomyomに掲載されたときは、近所の本屋さんでの取り扱いの状況が分からないこともあって予約しました。今回は、そのときに平積みにされるほど入荷するのが分かったので予約せずに、けれども早く読みたくて、開店時間少し過ぎに本屋さんを訪れました。まだ店頭に出てなかったら、荷をほどいてくださるようにお願いする気満々で行ったところ、既に店頭に平積みにされて燦然と輝いていました。(笑)

 以下、煩悩爆裂、ネタバレしまくりの感想ですので、未読の方はご注意ください。

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 まずは、超簡単なあらすじ。

 柳国の秋官(司刑)瑛庚を中心に秋官たちが、1人の殺人犯への審理と判決を巡って思い悩み、結論を出していく物語り。

 おお!なんと簡潔。

 実際の登場人物で最も高位だったのは、柳の太子であり大司寇である淵雅で、劉王は伝聞で「こういっていた」レベルでの登場の仕方。
 最初、柳の話しと聞いてびっくり。何をどう描くのかと思っていたら、予想外のストーリー。
 あ~、ですけれど、柳は法治国家として名高いとありますから、それが傾きはじめる足音を響かせる話としては、うってつけの内容だとも言えますか。とは、読み終わって、冷静に考えられるようになってから、思ったことですが…。

 この話を読んでいて、途中で頭に浮かんだ言葉が“メビウスの輪”。
 判決は瑛庚ら3人の合議で、彼らが現劉王の治世になって停止されて久しい死刑を復活させてよいものかどうか、堂々巡りをしています。

 「華胥の幽夢」に収録されている「帰山」で、尚隆と利広が客観的な第三者として柳を見聞して出した結論。“柳は傾いている。”、“劉王は国を治めることに厭いている。”
 それを、国の内側から国を支える国官として、傾いていることを自覚した官たちが、それでもどうすべきか葛藤している世界を描いています。

 人としての心情と秋官として死刑を復活させた場合、これを前例として傾きかけた国で死刑が増えていくのではないかという恐れとの間での悩み抜く3人。

 今まで、尚隆、利広目線(あと、ちょっと楽俊、祥瓊目線でもありました。)でしか、柳を見たことがなかったので、内側の人たちの苦悩を初めて知る機会でもありました。

 そうは、思ってもやはり、早く本編の続きが読みたいです♪

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