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2008年12月 2日 (火)

彩雲国物語 ~黒蝶は檻にとらわれる~

 雪乃紗衣さん著の彩雲国物語シリーズの最新刊、「彩雲国物語~黒蝶は檻にとらわれる~」 3日がかりで読み終わりました。厚さも内容も読みでがありました。

 以下、ネタバレ満載&煩悩爆裂な感想ですので、未読の方はご注意ください。

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 以下、とっても簡単なあらすじです。

 初登場の刑部尚書・来俊臣と葵皇毅御史台長官と紅秀麗のキョンシーネタのトリオ・ザ・漫才でつかみはOK。
 紅黎深のクビがかっ飛んだ後釜の吏部尚書は空席のまま、楊修が吏部侍郎として尚書を代行に就任。紅姓官吏の出仕拒否、紅州産物の国内流通ストップで、官吏の劉輝への王としての信用がた落ち、紅家への怒り爆裂。
 一方、御史大獄で絳攸は冗官に。そして邵可さんは府庫の主を辞して黎深と紅州に帰郷。その途次に紅家のしでかしたことの知らせが2人に入る。誰がその命令を紅一族に下したのか、これが問題だ。
 出仕拒否の紅姓官吏のクビを切る楊修。紅家の対策対応に当たる清雅と秀麗。百合を訪ねて紅一族に命令した者のキーワードは“鳳麟”だと知る清雅と秀麗。官吏、しかもかなりの大官の中にいるであろう鳳麟は誰だ!貴陽紅邸からの帰途、襲われて秀麗をかばい!瀕死の重傷を負う清雅。ぶち切れる秀麗。
 紅州に帰り、鳳麟のいるはずの隠れ里が壊滅しているのを目の当たりにする邵可と黎深。そこで、黎深は悠舜こそが鳳麟だと悟る。先王が悠舜の一族である紅門姫家(きけ)を滅ぼそうとしたとき、黎深に救いをもとめる悠舜。だが、悠舜は「滅びるなら滅べ」と告げるのみ。
 旺季が、葵皇毅、凌晏樹、鄭悠舜の3人を育てたのだった。
 晏樹は秀麗が紅家直系長姫であることを重臣会議で暴露。劉輝に紅家を収める手段として紅家直系長姫である秀麗を後宮に迎えることを提案。
 劉輝は王として紅家直系長姫に妃になるよう言い、紅家直系長姫としてそれを受ける秀麗。
 邵可は紅州で紅家当主に就任し、貴陽に戻り、紅家当主として王に忠誠を誓う。そこへ紅州へ勅使として向っている秀麗とリオウが行方不明との報が入る。

 う~ん、これ↑のどこが“簡単”なあらすじかな?>自分

 トリオ・ザ・漫才のキョンシーネタには笑わせていただきました。電車内で読んでいたので、声を出して笑えなかったのが残念というか、声を出して笑うのをこらえるのが大変でした。(^^;)

 冒頭のシーンで、あ、これ悠舜さんだ。そこから初めて悠舜さんへの疑惑が浮かび、紅姓官吏の出仕拒否と、紅州産物流通ストップは悠舜さんが黒幕なのは想像がついた。まあ、悠舜さんの一族が黎深が何もしなかったことで滅亡したのは前から想像してたことだから驚かないけど、悠舜さんの素性というか出自が紅門筆頭なのは、黎深が何もしないことと結び付けて考えるとそうなのかという感じ。

 つまり、冗官編からずっと続いた事件の背後にいたのは晏樹さんで、多分共謀はしていないけれどそれを知っている悠舜さんは、味方のような顔をして、実は劉輝、楸瑛、絳攸たち、そして紅家の首を真綿でしめるようにじわじわと追い詰めていたってこと?!
 当然、それらを葵皇毅さんもご存知だし、彼らに指示はしてない(と思われる)だろうけど黒幕が旺季さんですか。まさか、黒幕がトリプルで更にその上にボスがいる構図は予想もできませんでした。

 でも、何故か今回も私の中での、旺季さん、晏樹さん、葵皇毅さんの株は上がり放し。楊修さんもちょこっと上昇。反対に下がり放しは、劉輝、楸瑛、絳攸、静蘭。私、ナイスミドル好きだったのかなぁ。いや、そんなはずはないのだけど…。

 今回、今までに張り巡らしていた伏線があちこちで拾いあげられて謎が解かれたので、なるほどなぁと頷く箇所多し。秀麗が子供を産めないのは、やっぱりでした。でもツライよね。

 劉輝は事態収拾のために王として紅家直系長姫に妃になってほしいと言い、それを紅家直系長姫として秀麗は受けたけど、私としては、これは最も選択肢として選択して欲しくないものでした。劉輝には劉輝として秀麗にプロポーズし続けて欲しかったし、それを秀麗が受けて欲しかったなぁ。劉輝株大暴落。しかも秀麗に子供が産めないから、十三姫も妃に向えてなんてツライ告白をさせちゃうし。ダメダメだよ、劉輝。

 悠舜さんは確かに尚書令になるのを引き受けるとき「最後まで」と言った。私はこれを読んだとき、悠舜さんは遠くない未来にあの世に旅立たれるのだろうと思った。どうも悠舜さん的には違う意味だったのかな。つまり劉輝の最後まで、という意味。もしかしたら、そのどちらか両方の意味だったのかもしれない。悠舜さんが本当に望んでいるのは、劉輝が最後まで悠舜さんを信じ抜いてくれることなのかもしれない。

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