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2008年5月16日 (金)

「遠野殺人事件」 読了

 内田康夫さん著「遠野殺人事件」 読み終わりました。この作品は内田先生の作品としては稀少品の部類で、浅見光彦シリーズでも竹村警部(信濃のコロンボ)シリーズでも岡部警部シリーズでもありません。それが1983年刊行なのにこれまで手が出ていなかった最も大きな理由でしょう。

 遠野署の吉田刑事と第1の被害者の親友の女性・留理子(東京都内在住)の2人のコンビにより事件が解決されていきます。
 数多の側面から発想を飛躍させることができる留理子が静で、その留理子の発想から裏づけを取る吉田刑事が動というタイプ分けになるのかな。

 留理子の直感力・発想力・微妙なところに気づく力が、そのときどきで事件の大きなターニングポイントを作っていきます。もちろんそれを補完する吉田刑事の捜査力があってのことです。でも、それが結果的に留理子個人にとってあまり幸せではない結末へと進んでしまいます。

 犯人的には、登場した途端何故か「あ!この人が犯人だ!」と思ってしまった人が犯人でした。まだ殺人事件が起きていない段階なのに。(^^;)
 テレビだと俳優さんで犯人の目星がついてしまうことってあるじゃないですか。それが文字だけの小説でなのは、かなり登場の仕方からして、これはアリバイ作りのためじゃないかなと思わせるものがあったからです。

 “遠野”といいつつ遠野での捜査よりも東京での捜査に力点が置かれていますが、遠野の風景を感じさせる描写が多々ありますので、遠野のイメージはかなり膨らませることができました。

 25年前の作品ですので、新幹線の発着駅等に時代を感じさせるものがありますけれど、かなり読み応えのある作品です。

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