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2008年3月22日 (土)

「チグリスとユーフラテス」読了

 「チグリスとユーフラテス」は新井素子さん著のSF小説であり、メソポタミア文明発祥の母なる大河であるチグリス河、ユーフラテス河とは関係ありません。あしからず。

 地球からの殖民惑星ナインの自然人口減による“最後の子供”としてナインに生を受けてしまった、終生“子供”であることを運命づけられて表面に見せられている言動は子供だけど知識・知性は成人の楽しみも目的も持たない可哀相だと自称する70歳以上の老婆ルナちゃんの“不幸な人生”からの脱出の物語。

 コールド・スリープからルナちゃんの手によって目覚めさせられてしまったマリア・D、ダイアナ・B・ナイン、関口朋実、レイディ・アカネとルナちゃんとの接触によってルナちゃんの真実の姿と目的がじょじょに明らかにされていく。

 私的にはマリア・Dとの物語がもっとも痛かったです。マリア・Dが一番普通に普通のありがちな行動をする女性なので痛いっていうか。理由わかんない表現ですね。(苦笑)

 ルナちゃんの実母のイブ・Eとマリア・Dは親しい友人。物語では語られていないけど、イブ・Eが“最後の子供”ルナちゃんを生んだ理由の一旦はマリア・Dに関係しているような気がしてなりません。このへん、どうなのでしょう?

 タイトルの「チグリスとユーフラテス」のチグリス、ユーフラテスは由来はチグリス河、ユーフラテス河なんでしょう、そこから命名された蛍の名前です。転じて、とある1日でルナちゃんが最初に目にするホテルがチグリス、2番目がユーフラテス。要するに蛍を指す名称です。

 ダイアナ・B編でチグリスとユーフラテスがナインに解き放たれた時点でクライマックスシーンの予想はつきました。予定調和?

 「チグリスとユーフラテス」 SF小説。でも、もしかすると惑星ナインはチグリス河とユーフラテス河的な存在になる可能性も無きにしも非ずとそんな気がする物語でした。

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コメント

これ、私も何年か前に読みました。
初めての新井素子でしたが一気に読んだ気がします。
あぁでも詳しい所が思い出せない…というわけでもう一度読んでこようと思います。

茶柱さん、こんにちは。
はい、私も一気に読みました。
「星へ行く船」も面白いと思いますので、お時間がありましたらぜひどうぞ。

同じテレビ番組見てたり、同じ本が好きだったりしますね。

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